サービスの改善にむけて
2024年度 自己評価結果等の公表(2025年3月19日)
2月に実施致しましたアンケート調査に対し、保護者児発2名(回答率67%)、保護者放デイ10名(回答率67%)、職員児発7名、放デイ9名(回答率100%)から回答が提出されました。その結果を集計し、取り纏めたものをもとに職員間で課題共有し、改善目標を立てましたのでここに公表いたします。
今年度は子どもたちの社会体験を増やすことを主な目標に(主に長期休み)プログラムを実施しました。からしだねの部屋から外に出て職員宅訪問、公園やショッピングモールへのおでかけ、決められた食材を探して自分でお金のやりとりをする買い出しを体験したり、昼食作りやおやつ作り、お茶会を開催してのおもてなし体験などを繰り返し実施し、個人のスキルを少しずつあげていくことができました。また、職員はインクルーシブ教育の実践に向けて事業所内外の研修や見学に積極的に参加し学びを深めています。アンケートのご意見、ご要望の欄には多くの保護者の方々から「引き続き本人が好きなからしだねに通えることは嬉しいことです。」「毎回通所をとても楽しみにしています。」「いつも愛情をもって、親身になって接していただき、ありがとうございます。」等の声をいただきました。しかし、一方で持ち越しになっている課題もあります。これらの課題について改善方法を検討し、より良いサービス提供を継続して行えるように取り組んで参ります。
Ⅰ.保護者による評価の課題点と事業所による改善策
a. 課題
・障がいのない子どもとの交流
改善策
・お誕生会やからしだね畑での活動中に森の学園やマナ愛児園の子どもたちと交流する機会を作っていく。
・土浦めぐみ教会教会学校のキャンプやめぐみまつりに参加できるように教会と連携して参加できる体制を整えていく。
・長期休みにからしだねオープンハウスを開催する。(子ども達が企画運営し、保護者やマナ愛児園の年長児や森の学園の小中学生を招待する)
b課題点
・保護者会開催等による保護者同士の連携
改善策
・長期休みのオープンハウスを子ども達が企画実施し、保護者を招待する。
・月1回位のペースで土曜日にベテスダで自由に参加できるお茶会を開催していく。
b. 工夫している点
・行事予定、活動報告、季節の挨拶等ご利用者のご家族への情報提供は、配布物にしたり連絡帳への記入また送迎時に直接口頭でお伝えさせて頂いています。その時に、プログラムへの参加や準備に際しての配慮事項の確認等を保護者と情報共有して一人ひとりがより良い形で参加できるように計画、実践につなげています。
・健常児との交流に関しましては現在少人数ではありますが、週1回のペースで放課後の時間に法人内フリースクールの子どもたちと一緒に過ごす場所を提供しています。また、法人内高齢者デイサービスと合同で“花いっぱい運動”に参加しました。今年度は浸水被害の為途中中断を余儀なくされましたがこれからも引き続きこの活動に参加していきます。
Ⅱ.職員による評価の課題点と事業所による改善策
a.課題点
・活動スペース
改善策
・外遊びやお出かけの回数を増やす。
・長期休みに外に出かける体験型プログラムを増やしていく。
・部屋の構造化を図って活動場所にメリハリをつける。
b.課題点
・地域保健、医療、障害福祉、保健教育等の関係機関と連携した支援について
改善策
・相談専門支援員に担当者会議開催の要請をして連携できる環境を作ってもらう。
・リハビリ見学等をおこなって現場での話を聞いて支援に取り入れていく。