サービスの改善にむけて
2022年度 自己評価結果等の公表(2023年3月6日)
2月に実施致しました、ご利用者の保護者および事業所職員にメール送信致しましたアンケート調査に対し、保護14名(回答率88%)、職員11名(回答率100%)から回答が提出されました。その結果を集計し、取り纏めたものをもとに職員間で課題共有し、改善目標をたてましたのでここに公表いたします。
今回のアンケートは用紙記入型ではなく、インターネット上で回答していただくという初めての試みでした。手軽に回答できる反面、前回までの回答と比較すると「ご意見」の記述が少なくなっており、これに関しては次回以降の検討課題として受け止めております。
Ⅰ.保護者による評価
a. 課題
・ホームページの活用がされていない、もしくは分からない。
・健常児との交流の機会が少ない、もしくはないと感じている。
・保護者同士の交流や連携の支援が行われていない。
b. 工夫している点
・行事予定等についてはお手紙を配布、活動報告については連絡帳への記載と併せて、お迎え時に口頭でもお伝えさせていただくことで、保護者との連携が図れるようにしています。その成果として、今回のアンケートで「連絡帳をみるのが毎日楽しみです。」「いつも温かく、丁寧に対応していただきありがとうございます。」というお言葉を頂戴できたのではないかと考えております。
・(放課後等デイサービスについて)感染症の影響により、健常児との交流の機会を積極的に設けるこ
とはできませんでしたが、夏祭りの開催や少人数のボランティアの受け入れ等、少しずつ取り組みを再開させることができた一年でした。
Ⅱ.職員による自己評価
a. 課題
・生活空間、活動スペースの広さ、障がい特性に応じたバリアフリーが十分ではない。
・第三者による外部評価が行われていない。
・自立支援協議会等への参加を含め、地域との交流や関わりがない。
・保護者に対するペアレントトレーニング等の支援が十分ではない。
b. 工夫している点
・限られたスペースを可能な限り有効活用し、荷物棚の設置、配置や空間を仕切るなどの配慮によって、ご利用者お一人おひとりの状態に合わせたスペース、空間を作れるようレイアウトの見直し等を定期的に実施しております。
・保護者向けの研修会等の実施はありませんが、送迎時の会話や面談等の中で保護者の方がご要望や相談等を伝えやすい雰囲気作りは意識して取り組んできました。
Ⅲ.事業所全体による自己評価
a. 保護者回答に対する改善目標
・ホームページの運用については事業所概要と事業所評価結果の掲載に留まっております。現在のとこ
ろ行事予定や活動報告等をホームページやSNS等のインターネット上で発信する予定はありません。
これまで同様、保護者の方々と顔の見える関係を大切にし、お手紙の配布や送迎時等にご利用者ご本
人の様子を直接お伝えするということを続けて参りたいと考えております。
・感染症の推移を見つつ、まずは同法人内の他事業所との交流を再開させられるよう、企画立案を行います。
・保護者支援について、保護者へのアンケート実施を検討します。
b.職員回答に対する改善目標
・物理的環境(活動場所、スペース等)の課題については、これまでも現状のスペースで快適に生活で
きるよう試行錯誤を重ねてきましたが、ご利用児の成長発達や障がい特性上、活動場所の増設は優先
度の高い解決課題であると考えております。この点について、からしだね運営委員会に提議し、法人
本部である土浦めぐみ教会との協議を進めて参りたいと考えております。
・これまでのアンケートにおいても毎回課題としてあがっている第三者評価について、現状に満足する
ことなく、常にご利用者が主役の支援を継続していけるよう、来年度は法人外部の第三者機関への評
価依頼を検討します。