生活のなかのわらべうた

音楽の楽しさ・心地よさを、日本古来の「わらべうた」で遊ぶことで育んでいます。遊びを通してシンプルなうたを繰り返し歌うことで、リズムや音程がしっかりと身について来ます。
大きくなるとルールのあるわらべうたでお友達と協力して遊びます。ルールを守らないと楽しくないということを学び、協調性が育ちます。また、わらべ歌には人生の疑似体験といえる意味もあります。例えば「はないちもんめ」のように仲間外れになるような場面では、一人でがんばって仲間を取り戻す冒険を試みることができるなど、子どもたちの心をたくましく育てることにつながっています。

 

おもいっきりどろんこ遊びを!

初夏はどろんこあそびのシーズンです。特に雨の翌日など、グラウンドのぬかるみに、子どもたちは吸い寄せられるように飛び込んでいき、思いおもいに遊びます。水や土、泥は子どもの心を開放し、遊び込むことによって子どもの心は安定していきます。全身泥パックに夢中になっている子どもの笑顔を見て、本当に素敵だなぁと感じます。 

2011年3月の原発事故後、放射能の影響を考慮して、 グランド表面の土や砂を取り除く作業をしました。(2011年5月実施)

こどもたちはみんな絵本が大好き!

子どもにとって、絵本は無条件に楽しいものです。絵本を読んでもらいながら、食い入るように見入る子どもたちは、登場人物や動物に自分の心を重ね、さまざまな感情の疑似体験をしています。その楽しさがやがて、想像力、思いやりの心、自ら本を読み学ぶことへとつながっていくのです。

積み木にはちょっとこだわりがあります!

園で使っているヒノキの無垢材で作られた積み木は、子どもの掌に収まる大きさ。無数の積み木は、子どもたち自身のアイデア、想像力を引き出し、想像したものを作ってみる中で集中力や知恵が生まれます。低年齢のお子さんは、積まれたものを壊すことが楽しみであり、大きくなると積み上げて表現すること、壊れたらよりよいのを作るために友だちと協力して再挑戦することに楽しみを見出す、というように段々と成長がみられるのも積み木の良さです。年長さんになると、必要な積み木を集める子、集めた積み木を積む子に渡す子など、役割分担と協力体制が自然に生まれ、子どもたちが自主的に考え動けるようになっていきます。園では、積み木をはじめとした、さまざまな「遊び」の中で、子どもたちの生きる力を育んでいます。

食育

献立では手作りにこだわり、食材の持ち味を活かす調理方法で提供しています。また園庭で野菜栽培を行い、採れた野菜をその日の献立に使用します。昨年度は稲栽培やしいたけ栽培も行いました。子供達は、自分で育てた野菜がメニューのどこに入っているのか楽しみながら食べています。また食育では、食育実習や栄養についての話を通して、「食」にまつわる学びを行います。実習は年長さんのみですが、本物のテングサからところてんを作る、包丁やピーラーで野菜を切って食べる、今年度はお茶をいただく簡単なお作法も実習します。栄養の話は、年少さんから年長さんまでが対象で、管理栄養士とお手伝いくださるキッチンさんが絵、紙芝居、寸劇、実物などを使って話し、見て、聞いて、触って様々な体験をしています。

楽しみな給食

煮干しと昆布でだしを取り、根菜や小松菜の具沢山汁を子どもたちは好んで食べています。ハンバーグはひき肉とピーマン、にんじん、エノキなどの野菜やキノコ類が一緒です。なんといってもかカレーは一番人気のメニューです。

コミュニケーションの喜びを子どもたちと

生活の中でのコミュニケーションを大切にしています。教師は、子どもたちの「感じる心」を大切にし、お互いの存在を認めあえるような言葉がけを心がけています。「感じる心」は、神様が一人ひとりに与えて下さったものです。子どもが感じるありのままの心を良しとし受け止めることによって、子どもは安心して感じたことを吟味して表現するようになっていきます。

保護者との連携を大切に

幼児教育の基盤は家庭教育であり、園での教育は家庭生活と密接な関係があります。園の教育を理解していただきご協力いただくために父母の会があり、毎月第一火曜日に定例会を行っています。園での子どもたちの様子をお伝えし、園と家庭が協力して子どもたちに接していくための大切な会です。また、バザー、卒園・修了式後の感謝会など、父母会主催の行事もあります。

 

スタッフ紹介

 

後列向かって左から。

・関谷麻理子(調理師)
   「パンもケーキも得意です。」
・林みどり(管理栄養士)
  「昆布と煮干しから出汁取りをしています。」
・飯岡喜一(保育士 3歳児担当)
  「子ども達の中に隠されている宝物(たまもの)を一緒にさがしていきましょう。」
・濱田まり(保育士 2歳児担当)
  「子ども達を抱っこしたりおんぶしたり大好きです。」
・小林由紀恵(保育士 2歳児担当)
  「わらべうたがだいすきです。子どもたちと、もりあがります。」
・久山知恵(保育士 2歳児担当)
  「子どもたちから元気をもらっています。」

前列向かって左から

・金尾小恵子(保育士 預かり保育、親子クラス担当)
 「子どもたちの成長ぶりにはいつも驚かされています。」
・井上弥生 (保育士 4歳児担当)
 「子ども達の笑顔と一緒に歌うことが大好きです。」
・宮崎恵子 (園長)
 「園長として全クラスの保育に携わっています。」
・久保千恵子(事務担当者)
 「事務を担当しています。」
・栁秀次  (用務員)
 「草取りはお任せください。」
・津田和宏 (保育士 5歳児担当)
 「今年から年長組の担任をしています。日々子どもたちから教えられ、子どもたちのすてきなところを発見しています。」